【序章】私が格ゲーをはじめた理由【小説風】

小説
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序章

私は幼いころからのゲーマーである。何故ゲーマーになったのか、兄がゲーム好きという事もあり、後ろからゲームしている姿を眺めていることが多かった。私は兄の影響でゲームを始めたが、他の人がゲームを始めたきっかけは何なのだろうと今思うと興味深いものである。

何故ゲームが好きになったのか、小さい頃なら「楽しいから好き」という感情が的確だろう。20年以上生きてきて何かしら理由付けした方が納得する事が多いと思い始めた。

なので、ゲームが好きな理由を今一度考えてみた。

それは「簡単に成功体験を得られる」という事が理論的には的を得ているのではないだろうか。自分が努力した結果がゲームを通して得られるのだ、有名な某マリオでもボスに苦戦しながらも、大きな壁を打ち破った時は気持ちが良いだろう。ドーパミンが分泌され「やればできる!」という達成感と幸福感に包まれる。

仕事や勉強で結果を出すのは難しくともゲームで結果を出すことは比較的に容易なのでゲームは人を引き付けるのだろうと考えている。

という事はさておき、話を戻そう。

時は高校生、ゲーム好き、スポーツ好き、勉強は嫌い、というよくある典型的な高校生ステータスであった。今思うともっと勉強しておけば良かったなと後悔することもあるが、ゲームを続けてきて良かったなと思う事の方が多い。それだけゲームで得られる事が多く、人脈やコミュニティなど周りに恵まれていたということだろう。勉強じゃなくてもゲームで人生得られる経験があるという訳だ。仕事にもゲームに対する熱量が込められればいいのになと思う事が多々ある。

当時、高校生だった私は日々の生活に退屈していた。中学からプレイしていたFPS(サドンアタック)は全国ランキング10位以内のクランチームに所属していたこともあり、ある程度ゲームライフは充実していた。(自己満)

そんな中、格ゲーを始めた友人に「ブレイブルーという格闘ゲームを一緒にやらないか?」と誘われた。当初はFPSにハマっていたこともあり、格闘ゲームなんかやんねえよ!という気持ちしかなかった。しかも、誰しも知っているだろう格ゲータイトルのストリートファイターではなく、聞いたこともないブレイブルーというタイトルだった。一度でいいから見てくれと無理矢理ゲーセンに連れていかれたが、流行っているゲームならまだしも知名度があまり高くなさそうなゲームはやる気にならず、当時はオタクに偏見を持っていた私はアニメチックなグラフィックに身体が受け付けなかった。

ゲーセンに連れてこられた日も「FPSやるから」と言って即帰った思い出がある。後々、これが格ゲーをやるきっかけになったのかもしれない。

学校が終わると猛ダッシュで自転車を漕ぎ帰路に就き、FPSをするという毎日を高校2年生前半まで送っていた。

しかし、いつものようにFPSをしているとエイムが定まらない事件が起きた。いつもはヘッドショットもガンガン当てていたはずが全く当たらなくなっていった、数年FPSをやっていた身としては物凄い焦燥感にかられたと共にモチベーションが一気に落ちた。何で俺はゲームをやっているんだろうと現実に引き戻された。

そんな事が起きた数日後、帰宅部だった自分は仲の良い友人に水泳部に入らないか?と誘われたので誘われるがまま水泳部に入部した。

水泳部のイメージとしてはガンガン泳いでタイムを縮めて大会に出場する。というイメージを持っていたが、私の高校の水泳部は相当ぬるく、部員も少ない。でも、やる時はしっかり練習するので運動したい自分としても丁度よく、そこそこ充実した毎日を送っていた。

しかし、日常的に軽いゲームを継続しているものの何か物足りないと感じていた。根っからのゲーマーだった私は本気で取り組めるゲーム無いかなと思い始めた。

そういや、あいつ格ゲー始めるとか言ってたな…..

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