はじめに
格闘ゲームにおいて、「対空」というひとつの行為が勝敗にとても作用します。
飛びを落とせたから勝てた、飛びを通されたから負けた。なんて事が日常茶飯事、画面上で繰り広げられています。
そんな「対空」が出せない貴方が、対空を出せるようになるために何を意識的に取り組めばいいか様々な視点から話していこうと思うので、参考になればと思います。
それではご覧ください。
対空に対する付き合い方
格闘ゲームにおいて、「対空」というものは一生付きまといます。なので、対空しないで勝とうなんて甘い考えは捨ててください。
上からの攻めをガードすると基本的に不利な状況に陥りやすいので必ず落としていきたい。
①対空がトラウマになっている
飛ばれた時に対空を失敗して大ダメージを取られる。という事でトラウマになっている方、結構いるみたいですね。
対空振って失敗すると大ダメージを喰らって倒されてしまうので怖いですよね、自分もベガを使用している時にしゃがみ強Pの発生が10Fとなかなか遅いので今でも怖いって思います。
もし、あなたが対戦で勝ちたいと思っているなら、そんなトラウマを抱えていたら一生勝てません。断言できます。
なので、対空を出す練習をしましょう。実践で対空できるチャンスが来たら積極的に振っていきましょう。まずは、ボタンを押す!そこから徐々に克服していけばいいんです。家庭用ゲームであれば対戦してもお金を払っているわけではありません。
無料で対空の練習ができるんです。得だと思いませんか?
トラウマを克服したら試合運びもできるはずです。
②飛んだ相手は無防備な状態
ストリートファイターVでは、空中でガードするシステムは存在しません。なので、飛ばせて落とすという行動が非常に機能します。
地上でのリターンが少ないキャラは、対空でダメージを取れるようになると相手が嫌がって飛びずらくなるので押さえておきたいポイントでもある。
飛んで来たらダメージを取れるチャンスです。
対空に対する意識
ここからは「対空」を出しやすくする意識を様々な視点で述べていこうかと思います。
①「地上から居なくなる」を意識する
飛んだのを見るのではなく、地上から居なくなるのを意識しておくこと。
地上から消えたら相手は上に居るということが必然的に判りますよね。
ここの情報だけだと「前ジャンプ、垂直ジャンプ、後ろジャンプ」の3つに分かれるが、飛ぶという情報は早く伝わるので対空の準備はしやすくなります。
その他にも画面が揺れたら飛んだ合図という見方もできます。
②様子見をする
地上でずっと動いている場合は、自ら対空を出しづらい状況にしています。
例)
- ノータイムで波動拳を連発している
- ずっと地上戦をしている
- 置き技から必殺技を仕込んでいる
例のような状態であれば、飛んでください!と言っているようなもの。
なので、対空をするために様子見をする時間を意図的に作り出しましょう。ここだけは飛ばれたくない!という時間を作るだけで対空の出しやすさが相当変わります。
どんなタイミングで相手が飛んでくるか、「弾の後?大パンチの後?」相手が飛んできたい所を観察するのもひとつの手でしょう。
「自分がやりたいことをする時間」と「相手のやりたいことを潰す時間」を対戦から汲み取れるようになるとベストですが、初めからバランスよくやるのは難しいので体力リードしている時は対空だけを見続けるということがいいかもしれません。
③すべてを見ない
対空が出せない人に、相手の行動すべてを咎めようとしている方が多く見受けられます。
このゲームは一度にすべての事を意識して、対処することは極めて難しいと思います。
- 前ステを見る
- 飛びを見る
- 弾を見る
これら3つ以上の事を意識して適切に対処できている人はプロの一握りではないでしょうか?当然自分も無理です(笑)
なので、一点に絞るということ。
こういう時に、前ステを通してもいいんです、弾を喰らってもいいんです。上を通すことが一番のリスクになりえます。
何かに狙いを定めてそれだけを仕留める行動は、相手がどうやって立ち回るかを考えさせる材料を与える事が出来ます。
この人、「上だけは絶対に通らないぞ!」と思わせたらこっちのもんです。そしたら地上戦でどっしり構えることができます。
④技を置きながら対空を入力しておく
これをしている方多いと思います。
通常技、必殺技には硬直がありますよね。各技の硬直中は(技を出した後は上だけを見るイメージ)100%上だけに意識を割けるといいです。昇竜コマンドや対空コマンドを事前に入力しておけば、相手が飛んできたのを見えたらボタンを押すだけで対空が出るようになります。
バクステ中も同様に、地上から相手を遠ざけているから地上で差し込まれるという状況が少ないです、バクステを入れたら上に意識を割くという考えも必要かもしれません。
その他にもコパンを置きながら上だけを見て、飛んだら落とすという事をやっている方も多いです。コパンを置くだけで前ステも止められると同時にふたつの行動を咎められるので非常に強い行動です。
簡単に言うと、技を置くと地上に抑止が掛かっているので必然と上を見やすくなるよ。というお話です
対空の練習方法
CPUで練習するのもいいですが、CPUよりも密度の濃い練習方法があります。
それは、③の「すべてをみない」という状況をトレモで作り出そうという事です。
木偶に以下の行動をレコードさせてランダム再生してください。
- 前歩き、後ろ歩き
- 前ジャンプ攻撃
- 前ステ小技
- 波動拳
これらをレコードすることによって、より実践値の高い練習ができるようになります。
最初は飛びだけを対処することに意識を割いてもいいです。慣れてきて飛びを落とせるようになったら前ステや弾抜け行動などに挑戦してみてもいいでしょう。
☟簡単に昇龍拳を出したい入力方法はこちら☟
余談
本当は対空記事を書くつもりはあまりなかったのですが、面白い意見を沢山頂けたので書くまでに至りました。
ご意見を下さった方々ありがとうございました。
こんなにも色んな視点から対空を意識しているんだな。と返信を見ていてとても面白かったです、その中でも同じような意見をわかりやすくまとめたつもりなので参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
それでは…
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