はじめに
みなさんは『 対策 』をどのように捉えているでしょうか?
相手を倒すためのツール、立ち回りを楽にする手段、読み合いを回すための知識にあたることでしょう。
対戦していると相手は『 対策 』に対する『 対策 』を必ず行って来ます。上に行けば上に行くほど、如実に現れます。
対策に対する対策を行う事で、試合運びそのものが変化し楽になることが多いです。
今回は、状況毎の対策について言及していきたいと思います。
対策の対策とは
まずは、強い技や行動(突進技、波動拳、リターンが取れる)等の行動を『A』とします。
- 『A』に対して勝てる行動を『B』
- 『B』に対して勝てる行動を『C』
この『B』に対して勝てる行動『C』を対策の対策と呼んでいて、ここまで対策していれば対策レベルに持っていけていると言っていいでしょう。
簡単な具体例を挙げていくと)
- ダブルニーに対する垂直ジャンプを『A』
- 垂直ジャンプを咎めるための空対空を『B』
- 空対空を取られないための間合い管理を『C』
これらの対策手段を取ることで立ち回りでの読み合いが発生しやすくなります。
いわば読み合いが回るという形に変化していきます。
しかし、『 A → B → C 』という対策をしていく中で、対策の根本になる技(具体例で言うダブルニー)がリスクリターンに見合わない行動になる事があり、死に技になる。(空対空できない位置で垂直ジャンプをすると咎められないから)
そこで、ダブルニーを当てに行くための第3の行動『+α』をしなくてはいけません。
前歩きという+αの行動をすることで、「死に技」と思われていた技を「使える技」に昇華させることができます。
『 A → B → C 』の相性が5分の時は+αが登場することは少なく、この場合は読み合いが早く回りやすいです。しかし、読み合いが1周した状態や一方的に勝ちが決まった状態を避けるために+αの行動を取ることで相手の不意を突けることも可能です。
対策の対策を行っていくことで注意しておきたい点として、あまりにも強すぎる技に『AとB』が潰される可能性があるということを考えたい。セスの剣とか?知らんけど…
この場合がギリ『 B → C 』の読み合いを回せるが、そもそもAとBが潰されているので読み合いが成立していないことが多いです。
なので、この技には見切りをつけて他の場面で読み合いを回していくことが、賢い選択になるということです。自ら不利な読み合いを仕掛ける必要は全くもってありません。
相手が強い間合いになった時にどう付き合うかが勝負のカギを握っています。
まとめ
対策とはすべての状況を支配できることではなく、要所の対処や状況を打開するひとつの手段に過ぎないということ。
ここで理解して頂きたいのは、『 A → B 』という対策をしているだけだと、この先勝ち上がっていくのは難しいということ、『Cや+α』の選択肢を増やしていくことで読み合いがなく試合に負けるということは少なくなっていくはずです。
私は大まかなキャラ対策記事を投稿しているが、一方通行の対策だけではなく、自分が対策を見せたら相手はどんな行動をしてくるんだろう?と考えることがとても重要で、格ゲーが上達するための要素でもあるということを覚えておいてほしい。
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